この記事の要点
続けても変わらないときは、回数ではなくやり方を見ます。力む場所が違う、息を止める、回数を増やしすぎる、ゆるめていない。この4つがよくあります。
毎日続けているのに、変わった気がしない。このとき、多くの方は回数を増やそうとします。ただ、やり方が合っていない状態で回数を増やしても、変わりません。
よくあるものを4つ挙げます。
4つのつまずき
- 力む場所が違う 01 お腹・お尻・太ももに手を当てて確認
- 息を止めている 02 吐きながら行います
- 回数を増やしすぎ 03 5回でも、場所が合っていれば意味があります
- ゆるめていない 04 引き上げた時間と同じだけゆるめます
記録するのは回数ではなく、できた日にします。確かめられるものを目標にします。
01 力む場所が違う
いちばん多いつまずきです。骨盤底に力を入れているつもりで、お腹、お尻、太ももに力が入っていることがあります。
確かめ方は簡単で、お腹とお尻に手を当てながら行うだけです。手のひらに動きを感じたら、そちらに力が入っています。
02 息を止めている
力を入れようとすると、自然に息を止めてしまいます。この状態はお腹の圧を上げ、目的と逆の方向に働きます。息を吐きながら行います。
03 回数を増やしすぎている
「100回やる」といった目標を立てると、後半は形だけになります。5回でも、力の入る場所が合っているほうが意味があります。
また、常に力を入れ続けている状態も、うまく働いている状態ではありません。
04 ゆるめていない
引き上げる動作にばかり意識が向き、ゆるめる動作が抜けていることがあります。引き上げた時間と同じだけ、ゆるめる時間をとります。
変化を、何で確かめるか
骨盤底筋は、鍛えた実感が返ってきにくい筋肉です。実感を目標にすると、途中で判断できなくなります。
記録するのは回数ではなく、できた日にします。カレンダーに印をつけるだけで構いません。確かめられるものを目標にすると、続きます。
先に医療機関へご相談いただきたい場合
- 尿もれが頻繁で、生活に影響している
- 下腹部に何かが下がるような感じが続く
- 痛みや出血がある
- 妊娠中、または産後間もない時期
- 治療中の疾患がある
これらに当てはまる場合は、セルフケアや器具の使用より先に婦人科でご相談ください。ケアを始めてよい時期や進め方も、あわせて確認していただけます。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療に代わるものではありません。症状が続く場合や強くなる場合は、婦人科でご相談ください。