この記事の要点
いきむ動作は骨盤底に強い圧をかけ、毎日くり返されると負荷が積み重なります。姿勢、時間帯、水分と食物繊維の3点で、いきむ回数を減らせます。
骨盤底のケアの話で、便通が取り上げられることはあまりありません。ただ、いきむ動作は骨盤底に強い圧をかけます。毎日のことなので、積み重なると小さくありません。
目次
姿勢を変えるだけで、いきむ量が減る
- 01 姿勢 足台を使う 膝が股関節より高くなると、直腸の角度が変わります。踏み台や本で構いません。
- 02 姿勢 前かがみになる 背中を丸め、肘を膝に乗せます。
- 03 時間 5分で切り上げる 出ないまま座り続けると、その間ずっと圧がかかります。
- 04 習慣 朝食後に座る 腸が動きやすい時間帯です。出なくても構いません。
尿もれが気になって水分を控えていると、便が硬くなり負荷が重なります。
足台を使って膝を股関節より高くすると、直腸の角度が変わり、力を入れなくても出やすくなります。専用のものでなくても、踏み台や本を重ねたもので構いません。
背中を丸めて前かがみになり、肘を膝に乗せる姿勢が基本です。
長く座らない
出ないまま座り続けると、その間ずっと圧がかかります。5分ほどで一度切り上げるほうが、結果として負荷が小さくなります。
スマートフォンを持ち込むと、座っている時間が延びやすくなります。
時間帯を固定する
朝食後の30分ほどは、腸が動きやすい時間帯とされています。この時間にトイレに座る習慣をつくると、いきまずに済む回数が増えます。
出なくても構いません。座る習慣のほうが先です。
水分と食物繊維
- 水分を控えると硬くなります。尿もれが気になって水分を控えている場合、ここが重なりやすい点です
- 食物繊維は、水溶性と不溶性の両方をとります。不溶性だけを増やすと、かえって硬くなることがあります
- 変えたときは、2週間ほど様子を見てから判断します
続く場合は、我慢しない
便秘が慢性的に続いている場合、セルフケアだけで対応しようとせず、内科や婦人科でご相談ください。背景に別の要因があることもあります。
先に医療機関へご相談いただきたい場合
- 尿もれが頻繁で、生活に影響している
- 下腹部に何かが下がるような感じが続く
- 痛みや出血がある
- 妊娠中、または産後間もない時期
- 治療中の疾患がある
これらに当てはまる場合は、セルフケアや器具の使用より先に婦人科でご相談ください。ケアを始めてよい時期や進め方も、あわせて確認していただけます。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療に代わるものではありません。症状が続く場合や強くなる場合は、婦人科でご相談ください。