この記事の要点
骨盤底筋は呼吸に合わせて上下しています。息を吐くときに上がる動きに合わせると、力の入る場所をつかみやすくなります。息を止めて力むと逆の方向に働きます。
骨盤底筋のトレーニングで、いちばん多い困りごとは「どこに力が入っているか分からない」です。目に見えず、動かした手応えもないため、当然のことだと思います。
手がかりになるのが呼吸です。骨盤底は、呼吸に合わせて上下しています。
目次
息と一緒に動いている
息を吸う横隔膜が下がる
骨盤底も下がるわずかに広がる感じ
息を吐く横隔膜が戻る
骨盤底も上がるここに合わせて意識します
息を止めて力むお腹の圧が上がる
下へ押す方向に働く目的と逆になります
感じられなくても問題ありません。数週間かかる方もいます。
息を吸うと横隔膜が下がり、骨盤底もわずかに下がります。息を吐くと横隔膜が戻り、骨盤底も上がります。このもともとある動きに合わせるほうが、力を入れようとするより感覚をつかみやすくなります。
確かめ方
- 仰向けになり、脚を軽く曲げて、足の裏を床につけます
- 片手をお腹に、もう片手を肋骨のあたりに置きます
- 鼻から息を吸い、口からゆっくり長く吐きます
- 吐き終わりに近づいたとき、下腹の奥が軽く引き上がる感じがあるか確かめます
感じられなくても問題ありません。数日から数週間かかる方もいます。
息を止めて力まない
よくあるのが、息を止めて強く力むやり方です。この状態ではお腹の圧が上がり、骨盤底を下へ押す方向に働きます。目的と逆になります。
お腹、お尻、太ももに力が入っていないか、手を当てて確かめます。他の場所に力が入っている間は、目的の場所は使われていません。
ゆるめるほうも、同じくらい大切
引き上げることばかりに意識が向きがちですが、ゆるめる動きも同じ筋肉の働きです。3秒引き上げて、3秒でゆるめる。ゆるめきれているかを確かめます。
常に力が入ったままの状態も、うまく働いていない状態のひとつです。
先に医療機関へご相談いただきたい場合
- 尿もれが頻繁で、生活に影響している
- 下腹部に何かが下がるような感じが続く
- 痛みや出血がある
- 妊娠中、または産後間もない時期
- 治療中の疾患がある
これらに当てはまる場合は、セルフケアや器具の使用より先に婦人科でご相談ください。ケアを始めてよい時期や進め方も、あわせて確認していただけます。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療に代わるものではありません。症状が続く場合や強くなる場合は、婦人科でご相談ください。